薬学生 の就職活動
薬学生 は免許取得の勉強と並行して、就職活動を行います。
5年生は実習があるため、まとまった時間をとることが難しいですが、
5年時から自己分析をはじめて6年時に就職面接が本格化するスケジュールと思います。
就職活動とは、自己分析から全てがスタートします。
自分がどういう人間で、何が好きで、何が得意なのか。何をやってきたのか。
自分を改めて見つめ直すことで、これから何をしたいのかを分析していきます。
僕も学生時代に自己分析をしましたが…振り返ると結構適当なことをやっていました。
”スタートライン”にすら立てていないことだったので、もっと真剣に自己分析をすればよかったと後悔しています。
自己分析は履歴書やエントリーシートを書くためのスタートラインです。
なので、土台をしっかり考えれば流れに沿って書くだけなので、作成はさほど大変ではありません。
唯一、薬学生が陥りがちな思考
薬学生は多くの場合が医療機関への就職を希望します。
地域医療への貢献意識が高いことは誇るべきことです。
しかし医療貢献への思いが高いことや、比較的売り手市場であることも相まって、就職活動における志望動機を見誤ることも少なくありません。
志望動機の意味とは…手段と目的の違い
結論から、就職活動の志望動機では
なぜ、その組織・会社に所属したいのかを明確にする必要があります。
組織や集合体に参加することが「目的」で、
薬剤師として貢献することは「手段」でなければなりません。
薬剤師として貢献することを「目的」としてしまうため、
企業や病院はあなたを採用していいのか迷ってしまうのです。(薬剤師として活躍したいなら他のフィールドもあるよね?と考えてしまいます)
志望動機において、学生が医療貢献への熱い思いを表現してくれることは、とても頼もしさを覚えます。
しかし採用側からは『なぜ私達の組織に入りたいのか』も同じぐらい重要なのです。
しかし採用側からは、その使命を果たせさえすれば場所はどこでもよい??とさえ思えてしまうのです。
正しい構成
目的:その組織に入ること。働きたい理由。
手段:その組織にメリットをもたらせる、貢献できる能力を説明する
最も優れた構成は、
『組織にどうしても入りたい。もし入れるなら薬剤師として○○して貢献したい。そうすることで、私自身の医療に貢献したい思い(個人の目的)も達成できる。』
以上のような構成であれば、採用側も活躍のポストを与えてみよう!と思えるわけです。
正しいマインドセット
薬学生の就活では、周りの学生も同じ意識でいること、買い手側も薬剤師を求めています。
なのである種予定調和な就活となりがちです。
したがって、志望動機も普遍的で無難な内容になりがちです。
勿論それでも何とかなってしまうケースもありますが、製薬企業の人気職種や、少人数採用の病院などではそうは行きません。
無難な人材は選びにくいものなのです。
あなたが欲しいと思わせてやる…そんなスピリッツが重要になります。
志望動機こそ自分自身の個性を出してアピールするチャンスです。
就活は自分の想いを自分の言葉で説明する一番最初の機会かもしれませんが、訓練として頑張って作成してみてください。
最後に、一度他人に文章を確認してもらうことも重要です。大学のキャリアセンターの担当者、友人に読んでもらうことでより洗練された文章になります。
※僕も確認できますので、ご希望の場合はお問い合わせください。
就活頑張りましょう!
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