『ネオレバルミン錠』について解説します。
”肝臓疾患”に効く『ネオレバルミン錠』
ネオレバルミン 錠のCMをご覧になりましたか?
昭和な感じの強烈なCMでした。
『ネオレバルミン錠』は原沢製薬工業株式会社が製造販売する第2類医薬品です。
肝臓疾患とは…穏やかじゃない表現
のように思いますが、しっかり厚労省に承認された効能効果と言えます。
ここで注意しておくこと
脂肪肝、肝硬変、肝臓がんなどの重度な疾病は対象ではないということです。
疲労、食べすぎ、飲みすぎで酷使された肝臓の機能回復を助ける薬ということを念頭においておきましょう。
強烈なインパクトの医薬品ですが、原沢製薬工業株式会社とはどんな会社なのでしょう?
原沢製薬工業株式会社とは?
原沢製薬工業株式会社は創業は大正8年の老舗メーカー。医療用医薬品から健康食品を幅広く扱うヘルスケアメーカーです。
事業内容:
・医療用医薬品
・一般用医薬品
・医薬部外品
・医療機器
・化粧品
・健康食品
以上の開発・製造・販売並びに輸出入所在地
原沢製薬工業株式会社HPより
本社 〒108-0074 東京都港区高輪三丁目19番17号
さいたま工場 〒336-0931 埼玉県さいたま市緑区原山2丁目23番24号
直販本部 〒331-0811 埼玉県さいたま市北区吉野町1丁目5番1号
原沢製薬工業の商品
販売名:パナピリン
耳の痛みやかゆみを止める医薬品
★特徴
・アミノ安息香酸エチル、プロカイン塩酸塩の鎮痛作用
・フェノール、アクリノール水和物およびホモスルファミンの殺菌作用
一般用医薬品の中で、鎮痛成分+殺菌成分配合で日本で承認されている耳の中に直接塗る液体タイプは、パピナリンだけ!
原沢製薬の製品はこちら
ネオレバルミン 錠の特徴
面白い製品がたくさんありますが、本題のネオレバルミンについて製品特徴を解説していきます。
ネオレバルミン 錠の有効成分
ネオレバルミン錠に含まれる有効成分を見ていきます。
成分名 | 分量 | 期待される作用 |
---|---|---|
川柳末 | 2800mg | 主成分:サリシン、タンニン 解毒、解熱、抗炎症、鎮痛、抗菌作用で肝臓機能を正常に保つ |
グルクロノラクトン | 300mg | 有害物質の排出を促進。肝血流を促進し、全身倦怠感や疲労時の栄養補給 (グルクロン酸抱合代謝) |
乾燥酵母 | 300mg | 肝機能の向上 |
パントテン酸カルシウム | 100mg | 脂質、糖質、タンパク質の代謝。副腎皮質ホルモンの合成や皮膚の健康維持を助ける |
タウリン | 50mg | 代謝を助ける。疲労回復 |
ルチン | 50mg | 血管強化、抗酸化作用 |
肝臓の代謝機能の補助、血流促進作用など、
肝機能に効きそうな成分が含まれているのがわかります。
”疲労”とは酸化した物質や体内乳酸が貯まっている状態。
それらの代謝・排泄には肝臓の働きが重要です。
肝臓の処理作業を補助することが疲労回復につながるといえるのです。
肝臓がしっかり働く事によって健やかな状態を保てます。
肝臓が休みなく働き疲れてくると、浄化作業が追いつかなくなってしまうのです。
ネオレバルミン錠は肝臓自身の働きを助ける成分が満載で、肝臓の処理能力を助け、健やかな状態に導いてくれるお薬といえます。
その他”肝臓疾患”に効くOTC
”肝臓疾患”とは重度の状態であれば病院に行くべき病気です。
ただ、食べすぎ、飲みすぎのように肝臓を酷使することで体調が優れないような時、
肝臓機能をブーストすることでいち早く元気な状態が取り戻せるかもしれません!
ネオレバルミン錠以外にも、”肝臓疾患”に効くお薬があるようなのでまとめて見ました。
摩耶堂製薬の『摩耶肝臓湯』
剤盛堂薬品の『強清肝散』。
いずれも生薬で構成された生薬製剤です。
それぞれ、似た生薬が含まれているのがわかります。
抗炎症や代謝を助ける成分が含まれていることが共通する特徴と言えます。
若干、『強清肝散』は健胃成分や去痰成分など消化器(胃腸)を配慮した配合になっているように思います。
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